10月31日のイベントといえば、「ハロウィン」です。毎年10月31日になると、世界各国でハロウィンパーティーが開かれます。日本でも各地で仮装パーティーやイベントなどが行われ、秋の一大イベントとして、子どもから大人まで大勢の方に親しまれています。ハロウィンパーティーや家の飾り付けに欠かせないものが、かぼちゃをくり抜いて作る「ジャックオーランタン」です。ジャックオーランタンは、ハロウィンが近づいてくると街中で一度は目にする、ハロウィンの大切な飾りの1つです。そこで今回は、より一層ハロウィンを楽しむためのジャックオーランタンの作り方についてご紹介します。
そもそもハロウィンとは、どのような日でしょうか。ハロウィンはキリスト教の行事だと思っている方も多いかもしれません。しかし、ハロウィンはキリスト教ではなく、古代ケルトの秋の収穫祭が起源であると言われています。ケルト人の1年の終わりは10月31日と定められており、その晩、死者の霊や悪霊が家を訪ねて来ると信じられていました。人々は仮装したり仮面を付けたりして悪霊を追い払っていたとされています。その後この風習はキリスト教にも取り入れられ、現在のハロウィンの形に落ち着きました。
これからご紹介するジャックオーランタンは、悪霊を追い払うために作られた飾りの1つです。本来はカブを使用して作っていたと伝わっており、現在でもスコットランドではカブが使用されています。かぼちゃが一般的になった理由は、アイルランド人がアメリカに移住した際、カブよりもかぼちゃの方が手に入りやすかったためと言われています。
ハロウィンやジャックオーランタンについて理解が深まったところで、
実際にジャックオーランタンを作ってみましょう。
・外皮がオレンジ色のかぼちゃ
・新聞紙
・ナイフ
・小型スコップ(または大きめのスプーン)
・油性ペン(クレヨンでも可)
・ろうそく(ティーライトキャンドルなど)
1.かぼちゃに顔を描く
油性ペンやクレヨンで、かぼちゃの表面に自分好みの顔を描きましょう。
2.かぼちゃの底をカットする
かぼちゃの中身をくり抜くための穴を、かぼちゃの底に空けます。手が入るくらいの大きさに切り取ってください。切り取った部分は後でろうそくを置く土台として使用するため、捨てずに取っておきましょう。作業の際にはかぼちゃの水分で床やテーブルが汚れないよう、新聞紙を敷いてください。
3.かぼちゃの中身をくり抜く
スコップやスプーンを使用し、かぼちゃの中身をくり抜きます。
4.顔を作る
先に描いておいた下描きに沿ってナイフを入れます。
しっかりかぼちゃを固定し、慎重にカットしましょう。
5.ろうそくの土台を作る
手順の2番目で取っておいた、かぼちゃの底の部分にろうそくを置きます。
ろうそくがずれたり倒れたりしないよう、かぼちゃにくぼみを作ると安心です。
6.土台に本体をかぶせる
ろうそくの土台が完成したら、最後に本体をかぶせましょう。これでジャックオーランタンの完成です。
日本では、ハロウィンは大人も子どもも仮装を楽しむイベントとして親しまれています。では、ハロウィン発祥の地であるヨーロッパやハロウィンが盛大に行なわれるアメリカなどの海外では、ハロウィンの日をどのように過ごしているのでしょうか。
ハロウィン発祥の地であるアイルランドでは、10月最後の月曜日は祝日です。全ての学校が休みになるため、みんなでハロウィンを祝います。アメリカでは、宗教的な意味合いがある日よりも楽しい日として、菓子を持ち寄ったりパーティーを開いたりします。一方、スイスやフランスではハロウィンの知名度は低く、ハロウィンが何か知らない方も多いようです。
近年、日本でもさまざまなイベントやパーティーが開催されるなど、盛り上がりを見せているハロウィン。しかし、自分でジャックオーランタンを作ったことがある方は少ないのではないでしょうか。今年のハロウィンは、自分で部屋や玄関に手作りのジャックオーランタンを置いてみるなど、いつもと一味違う過ごし方をしましょう。
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